目次
進行について
背景、NPCについて
導入
マスターシーン
クライマックスフェイズ
エンディング
進行について
このシナリオはクライマックスフェイズでの戦闘は必須ではありません。
PC1が初めからPC2に対して感情を獲得しているため、PC2の調査したものはPC1に自動的に共有されます。
PC1が感情を愛情をメインフェイズで取りに来るか、クライマックスフェイズで取りに来るかによって大分変わるかと思います。
狂気カード 8枚(デッドループを持っていなければ変えて大丈夫です)
「異性への恐怖」「いきすぎた想い」「誇大妄想」「依存」「虚無感」「吸血鬼妄想」「奇妙な欲求」「多重人格」
ハンドアウトの数は2+2の合計4個です。
プライズはPC2が初めから獲得している「PC1の心」があります。
背景
特別背景という背景はありません。
この町には吸血鬼がひっそりと住んでいます。
ただ今回のシナリオでは吸血鬼はただの罠です。
PC2は吸血鬼でもなんでもなく、PC1の心はぶつかったはずみでなんか知らんけど落ちちゃっただけです。
NPCについて
たまたま通りかかった学校の先生です。
普段は普通の先生として活動しているちょっと弱い吸血鬼です。
ルールブックの吸血鬼よりも大分弱体化しています。
導入
登場PC:全員
このシーンではPC1とPC2が出会うシーンを描写します。
描写は自由です。下記の描写は一例です。
いっけなーい!遅刻遅刻!
慌ててPC1が学校までの道を走っていると、
道中の曲がり角で人とぶつかってしまった。
慌ててその人を見るとなんて美しい人なの!
と心を奪われてしまった。
なんとかPC2とお近づきになりたい。
遅刻してでもいいからPC2と話しちゃお!
初期ハンドアウト「町の噂」「学校の先生」を公開してください。
マスターシーン
★PC1がプライズ「PC1の心」を手に入れた場面でシーンが挟まります。
キラキラとしたなにかがPC1の体を包む。
これはいったい……? と思っているとあなたはいろいろな感情を思い出す。
あなたは感情を取り戻した。
クライマックスフェイズ
メインフェイズが終了したら、クライマックスフェイズで戦闘を行うかどうかを確認してください。
その際に感情の獲得がまだの場合は戦果として感情の獲得もあるよというのを言ってあげるといいかもしれないです。
※「学校の先生」の秘密が誰かに獲得されている場合は強制的に戦闘に入ります。
吸血鬼との戦闘が発生する場合の描写例
突然風が吹き荒れる。
何事かと思って見ていると、学校の先生の姿が急に変わった。
黒いコートに身を包み、にやりと笑った口からは鋭く尖った牙が見え隠れしている。
「血だ、血が足りない」
バサバサと学校の先生の元から何匹かのコウモリが飛び去る。
そのまま学校の先生が襲い掛かってきた。
戦闘終了条件:勝者が決まるまで
エネミーデータ
・学校の先生
属性:怪異
好奇心:怪異
特技:戦争、憂い、味、暗黒
基本攻撃 味
装甲
攻撃対象:PC1の心をPC2が所持したままの場合、PC2を優先して攻撃する。そうでない場合は自由
プロット:自由
→キャラクターシート
エンディング
特に決まったエンディングはありません。
PC同士の感情などで自由に描写やロールプレイをしてください。
学校の先生が勝利した場合、PC1とPC2の血を吸って二人とも感情を失った的な描写をしてくれると助かります。